君の左手が気になるのは、なぜだろう?
サッカー部マネージャー
うちのサッカー部は、
それほど強いわけでもない。
というか興味がなかった。
部室に訪れたのは初めてだ。
乱雑に道具が散らばっていて
埃っぽい。
そんななかに男友達とともに
ヤツがいた。
目を丸くして、
「おー、ホントに来た!」
と大げさに喜ぶヤツ。
「あたしじゃないし」と
連れてきた友人、樹里の背中を押す。
「樹里、サッカー好きなの。
マネージャーやりたいんだって」
樹里は紹介されて
突然ペラペラとサッカー愛を
語りだした。
「じゃ、紹介はしたから」
と去る私。
「え?ちょっと待てよ?」
そんなヤツの声を背中に聞きながら
部室の外へ出た。
隣の席の義理は果たした。
男は、信用しない。もう二度と。
それほど強いわけでもない。
というか興味がなかった。
部室に訪れたのは初めてだ。
乱雑に道具が散らばっていて
埃っぽい。
そんななかに男友達とともに
ヤツがいた。
目を丸くして、
「おー、ホントに来た!」
と大げさに喜ぶヤツ。
「あたしじゃないし」と
連れてきた友人、樹里の背中を押す。
「樹里、サッカー好きなの。
マネージャーやりたいんだって」
樹里は紹介されて
突然ペラペラとサッカー愛を
語りだした。
「じゃ、紹介はしたから」
と去る私。
「え?ちょっと待てよ?」
そんなヤツの声を背中に聞きながら
部室の外へ出た。
隣の席の義理は果たした。
男は、信用しない。もう二度と。