素敵な?アルバイト

目的地は私のマンション。
そんなに遠くないが急いでいるので、タクシーを使った。


大地くん・・・どこに行ったの??


私は心配になり、また涙が出てきた。

「大丈夫、大地はきっと見つかるから・・・」

そう言いながら、肩に手をまわし抱き寄せてくれた。



マンションに着くとエントランスには誰も居なかった。
オートロックなので、部屋までは行けないはず・・・

でも一応鍵を開け部屋まで行ってみると・・・





いた・・・・






玄関の前に顔をうずめながら、座っている大地くん。



「だいち・・・くん?」


私の声が聞こえたのか、顔を上げると
泣きながら私に抱きついてきた。


「ママ~ママ~!!」



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