素敵な?アルバイト
私は鍵を開け、部屋に入った。
勿論、大地くんも修二さんも一緒に。
私はキッチンに行き、ありあわせのものでご飯を作り始める。
きっとお腹すいてると思って・・・
修二さんは大地くんと話しをしようとするが、大地くんは私から離れない。
私のスカートの裾をしっかりと掴んでいた。
「あんなに怒られてるのに、何で離れないんだよ~」
ちょっと拗ねたように修二さんが言って来る。
大地くんは何も言わず、私の隣にいる。
「大地くん、ちゃんとパパとお話しなさい。
大地くんがお話できないなら、ママは大地くんが嫌いになるよ!」
そうちょっと脅してみたら
急いで修二さんの前に行った。
「大地、パパだってすごく心配したんだからな!
おばちゃんだって、おじちゃんだって・・・」
「ごめんなさい。
だって、いつになってもママが帰ってこないから迎えに来たの。」
「え?」
「だってパパが言ったから・・・
ママを連れて帰ってくるって。
ずっと待っててもママは来なくって・・・」