素敵な?アルバイト
食事を済ませ、車に乗って家に向かう。
大地くんは疲れてしまったのか、寝てしまっている。
「ごめんな・・・指輪。」
「え?」
「お前の気持ち、かなり無視してるよな・・・」
「・・・」
「大地にさ、毎日毎日お前のことを聞かされてるうちに、だんだん気になってきて・・・
大地もあんなにお前のことを好きだし、このままお前が大地の本当のママになってくれれば…って思うようになったんだ。」
運転しながらボソボソ言い始めた。
「家に行っても会えなかったから、諦めようと思ったんだけど・・・
合コンで会ったときは驚いたよ。だから今度は絶対離さないって思った。」
「何で私?他にもいい人居るんじゃないですか?」
「いないよ・・・だって、大地が嫌うから。
大地が好きにならない人とは付き合う気が無い。」
そうなんだ・・・
大地くんがやっぱり優先だったんだね。