素敵な?アルバイト

マンションに戻ってくると、部屋には電気が点いていた。


「ただいま~」

「おかえり~」


リビングから声が聞こえてくる。



「卒業おめでとう!!」


そう言って左の薬指に指輪をしてくれた。



「これは?」

「婚約指輪・・・」

「え?」

「貰ってくれる??」

「・・・・・」



私は黙って指輪を見ていた。


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