俺様男子の甘い誘惑


「可愛いって言った?」


「…あ、コッチ向いた」



うーわー!

バカか!私は!


何、何で私ってヤツは何て単純なんだバカ!


「…まぁ、いいや」



拓海無視するのも、だんだん可哀相になってきたころだかんね。



「じゃあ、帰ろ?」


そういうと、『うん』と笑顔で拓海は笑った。


「…葉月、可愛いよ」



拓海の小さな声なんて、私には聞こえなかった。



< 95 / 303 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop