月のあかり
 
 19年の君の短い人生は、つましく儚いものだったけど、幸せだったかい?
 
 月の世界で、また女優さんを目指すんだよね?
 
 
 君の10年後が見たかったよ。
 
 20年後の君と一緒にいたかったよ。
 
 
 きっとまた寄り添えるよね。
 
 またどこかで。
 
 満央‥‥‥
 
 
 月のあかりに包まれるぼくの腕の中で、ヒメが鳴いた。
 
 ねえ、直樹さん。いつもあなたを照らしているよ‥‥‥
 
 
「ねえ」(にゃあ)
 
 
「ねえ」
 
 
 
 
 
 
 
          終
 
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