常夏の島
何はともあれ、若干きしむ気がする手も無事に降り立ったところで、目的地探しだ。
文字通り、目的になりそうな地を探す。
まずは海だと、ユリが地図を見た。
方向オンチ甚だしい私は、地図を見るユリを見た。
「……あっちの方」
ユリが指差す先では、空港職員がカートで荷物を移動中だった。

ここで「あっち」と言う意味がワカラナイ。
まだ空港内、これから建物を出るのに、なぜ出てからその方向がワカルのか?
その頭に方位磁針でも常備してる?
そう言うと、いつも「これだから方向オンチは…」と鼻で笑われるので、もちろん言わなかった。
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