赤ずきんと双子のおおかみ

「いい。私はここでおおかみを待つ！！」

すると、青年は、少女の手を握った。
自分の両手で包み込むように、少女の手を暖める。

いきなりのことに、少女は目を丸くして、次の瞬間に、再び赤面した。

「ほら、手がこんなに冷たくなっています。あなたのような女の子が、こんな所にいてはいけません。」

「だっ、だから、子供扱いするなって言ってるじゃないか！！」

青年は、くすりと笑って言って、ゆっくりと言った。

「あなたは、まだ、子供です。こんなことで、そんなに真っ赤になるなんて、とても大人の女性とは思えません。あなたは、こんな所にいるべきではない。」

少女は、青年を睨みつけた。大きな瞳が怒りに震えている。

「私はここで、待たないといけない。お前はさっさとどっかに行ってくれ！！」

「おやおや、強情なお嬢さんですね。それでは仕方がないですね。」

「ぎゃあああっ！！」

次の瞬間、抵抗する間もなく、少女は、青年に抱きかかえられていた。

足をバタバタさせて抵抗する少女。

「ほらほら、大人しくしなさい。」

「こらっ離せ！！誰か助けて〜！！変態！！痴漢！！誰か来て〜！！」