助けて
「気にしなくていいから。今日は、私家で休みなさい」
と宥めるように梨華のママは、言ってる。
「なんで、早紀ちゃんは、パジャマ姿で梨華の家に来たの?」
甘え声の梨華は、不思議に思った様子に早紀に聞いてる。
慌てきたから恥ずかしいとかも考えず旅行用の鞄とお気に入りのキャラクターのデザインがされたポーチを持って来た。
「・・・・うん。
何でだろう」
と早紀は、呟いた。
お気に入りのキャラクターの鞄には、盗聴機が仕掛けられてある。
台所の電話機の近くに置かれてあるとは気付かず梨華と1つの布団で一緒に寝た。
この、一瞬が安心感があり怯える事がなく天使のような寝顔をしてたのかもしれない。
一時の安心感に包まれて、