助けて



キングサイズのベットで、気持ち良く寝てたら




ぶるぶると家の電話が鳴り響いて、ベットの棚に置いてる時計をみたら3時。




真夜中に非常識な奴がいるなぁっと思いながら棚に置かれてある子機を右手で疾風は、取った。




「何時やと思ってるのだ。こんな時間にして来るな」


と剣幕な声で電話を切ろうとしたら



「夜分、遅くすいません。
上地さん家のお宅ですよね。
如月梨華の母ですけど、
夜中にお宅のお子さんの早紀ちゃんが来まして」


早紀が如月さん家に行ったと言ってるが早紀、疾風の言うことを聞かずに逃げたのか?




「・・・・。
早紀ちゃんが身体中、あざが出来て家で何かあったのではないですか?
お節介だと思いますが我が家に当分、預からして頂けないでしょうか?」




と一瞬、濁ってからすぐに、淡々とした声が聞こえ、何かを覚悟したように感じとれた。






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