助けて

「結構です。
今すぐ早紀ちゃんを連れて帰りますから。
早紀ちゃんが何があったか。
帰って話をしますので。
ご心配有り難うございます。
我が家で解決しますので」



と電話ごしに冷静とも感情的とも言えない声で時々、キングサイズのベットに寝てるありさを


ちらちら見て、苛々って、リズミカルに足を少しだけ動かした。




「分かりました。
明日、迎えに来て下さい。
お願いします」


としたでに出た声で疾風に言う如月さんの不思議で優しく。


ちらっと時計を見たら4時、少し前。



「今日の10時に早紀ちゃんを連れて帰ります」




と疾風は、電話を切った。



ムカつくし、うだうだ言う梨華の母が許せない。




迎えに行く前に。






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