助けて
９時３０分に着いたありさは、身動きせずに棲ました顔にトートバッグと紙袋を両手で持って待った。



バタンとドアが開きありさの顔を見て一瞬、梨華ちゃんのママは、ひきつった表情を浮かべ普通の顔になったのをありさは、見逃さなかった。



「すいません。
早紀が夜中にお邪魔しましたようで申し訳ありません。
つまらない物ですがどうぞ受け取って頂けないでしょうか？」


っとありさは、お辞儀をして、梨華ちゃんのママに紙袋を渡そうとした。


「結構です。
それよりも早紀ちゃんの身体中、痣だらけですがどうなってるですか？」


っと強気の口調で梨華ちゃんのママは、紙袋を受け取らず言う堂々とした感じ。


ありさは、


「えぇ。
早紀が身体中、痣だらけなんですか？
すいません。
何故、そんな事になってるんですか？
教えてもらえないでしょうか？
母親なのに知らないって可笑しいかも知れませんけど早紀が何も言わない者で。
早紀に帰って聞きたいので早紀を連れて帰っていいですか？」



と影を落として早紀を心配して雰囲気を出してありさは、梨華ちゃんのママに聞いた。





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