助けて


「早紀ちゃん、ママが話したいことがあるからママがお迎えに来てるわよ。
一緒に帰りなさい」



っと優しい声で梨華ちゃんのママは、言ったが早紀は、戸惑った。



疾風の事にしか見えてないママと帰りたくない。



疾風と生活もしたくない。




梨華ちゃんの家に迷惑をかけてるのは、承知だけど。



「お願い此処にいさして。迷惑なのは、分かってる」


と早紀は、梨華ちゃんのママを真っ直ぐ見つめて



「そりゃいいけど。
痣が出来てる事をお母さんは、知らなくて驚いてたけど理由、言ってないの?」

と聞いてくる。




早紀は、縦に振った。



「今日、10時ぐらいに早紀ちゃんのお父さんだと思う人が来るらしいよ。
早紀ちゃんの痣が出来てるの知らないって言ってらした。
早紀ちゃん、どうして、2人ともバラバラに来るのかなぁ」



と屈んで早紀の目線になる高さで梨華ちゃんのママは、話す。





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