助けて
ママの顔は、真剣とも取れる眼差しに早紀は、嫌だよ。
でも、ママが困る姿は、もっと嫌。
早紀とママは、駐車場に向かいながらそんな話をしてた。
「ママ、何処に捨てるの?」
っと早紀は、不思議そうな顔で言った。
「鞄、出しなさい。
近くにあるコンビニのゴミ籠にいれるから」
っとママに言われて、早紀は、ママに財布やハンカチなどが入ってるお気に入りの鞄をママに渡した。
ママは、鞄を受け取って、トートバッグに早紀の財布などを詰め込んだ。
信号を渡った向こうにあるコンビニのゴミ籠にママは、捨て
「早紀、パパとの思い出の鞄を捨てる羽目になってごめん」
っと優しい口調でママは、謝ったので
「うぅん」
と横に振って早紀は、言った。