助けて
「ただいま」
夜中になって、疾風は、小声で玄関に入った。
早紀もありさも寝てるだろうっと思ったのに
リビングには、ローストビーフや温野菜や黄色いスープがテーブルに並んでいて真っ白なソファーに吐息をたてながらありさが寝てる。
話したいことがあるとありさは、言ってたが何が聞きたいんだ。
何で、こんなに豪勢な料理が並んでるんだ。
がたん
と椅子にぶつかって音がしてソファーに寝てたありさが
「うぅん。
ふぁぁあ」
っと起きて目をぱちくりして、
「お帰りなさい。
ごめん。
寝てたわ」
っと寝とぼけた顔と声をしてるありさ。
ありさ、何かあるのか?
何で、料理が2つしかないのだ。
2つづつ並べられた料理を見ながら違和感を感じた。
「うぅん。
それより疾風、食べましょう。
凄くお腹ペコペコだし」
っとありさは、早紀ちゃんが居ないのに食べようって言うのは、おかしい。