助けて
「早紀ちゃんは?」



意を決して聞いたのに


「えぇ。
あぁ。
知り合いの人に預かってもらってる」



ととぼけたような声でありさは、ぱくりっとローストビーフを食べて言ってる。



疾風は、めらめらと炎が巻き上がった。






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