助けて
「着いたぞ」
っ駐車場で疾風が早紀に言った。
疾風が何を考えてるのか想像出来たが逃げれない。
逃げても捕まる。
早紀は、車のドアを開けて、家に入った。
ママが微笑んだ笑みで
「お帰り」
って言われて涙がぽたぽたと滴が落ちて早紀の心の中を表すように。
何も言わず早紀の身体を力強く抱きしめたらママの心臓の音が聞こえる。
バタン
っと玄関が開いた途端に疾風が入って来た途端に
ママの身体がびくっとして
「今から出掛けるからお留守番宜しく。
パパの言うことを聞いて逃げたら許しませんから」
って言って早紀の身体を抱きしめてた手を離した。
逃げたら駄目よってママ、言ったけどしってるの。
聞きたくなるが、聞けない早紀がいる。