助けて

髪が乱れて、頭が半乾き状態でダッフルコートに雪がついて冷えてしまいながら汗が流れたので冷えてしまって、


「くちゅん。
もう嫌」



と右手を口に押さえながらくしゃみをした。




やっぱり疾風だったんだ。



何で、あんなに早く行ってたの。






車で向こうまで行ってたの?



頭がくらくらして




雪がほんのり地面に積もった場所に走りながら膝をついて倒れた。





両手は額の下に手を置いて右足の膝を曲げた状態の姿で意識がもうろうとしてた。





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