助けて

うわぁぁヤバい。


「ちぇ」



と舌打ちを早紀ちゃんの走る姿を見つめて。




逃げられると思い少し焦りながら早紀ちゃんが逃げるあの後ろ姿を追い掛けた。






早紀ちゃんの手を掴めそうな距離まで近づいてきたら




ぐうぅぅぅ





と早紀ちゃんのお腹の中から音をたてて鳴いた。





お腹が空いてるのか?




と思った矢先に早紀は、頭を支えるように前に倒れた。



ドンっと言う音に周りにいた数人の人は、早紀ちゃんを見た。




一瞬、大きな音に驚いてちらほらと集まり出した。







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