助けて
早紀ちゃんの額を両手に支えるようにしてるのを疾風の左手でのけた。
隙間が開いた額に疾風の右腕をおもいっきり入れた。
右手で早紀ちゃんの脇の辺りを疾風に近づくように転がした。
うつ伏せになってた早紀ちゃんが仰向けになり疾風の左手は後頭部を支えて早紀ちゃんの膝に手を入れた。
早紀ちゃんを抱えたたまま立ち上がり周りにいた人達に頭を軽く下げた。
「お騒がせしました」
車を置いてる駐車場にゆっくりと疾風は、歩きだした。