助けて
タオルで縛られた両手もじたばたしてるが解けない。
「足をじたばたするんじゃねぇよ」
と眉間に皺を寄せてベットにあがって疾風は、両足を掴み太股を疾風の膝で踏んだ。
痛いよう。
半泣きの顔で左に顔を向けて
「助けて」
と微かな声で言ったが疾風は、聞こえてるのか分からないが知らん顔してる。
「その顔もそそるなぁ」
気味悪い声で
疾風は、早紀の耳を軽く噛んだ。
耳の中に微かに疾風の雫が入って気持ち悪い。
鳥肌がたちそうになり首を縮めた。