助けて
「うむむぅぅぅ」
キスを辞めてよ。
目線は、ベットを向きながらゆっくり近づいていく。
あんまり段差のないベットに、早紀をお姫さま抱っこしたままベットによじ登った。
疾風は膝を曲げて、早紀のお尻と足がベットに当たりそうになったが、疾風の鎖骨と早紀の胸が密着状態になって身動きが取れない。
逃げれそうもない状態になってしまった。
疾風の右手で持ってた脇も左手で持ってた太ももも離されて、
微かにぽとって、音をたててベットに降ろされた。
早紀の膝が曲がった状態だから、逃げれるだろうっと思い、お尻と足で必死で動かしたが、ぴくっとも動かず。
その間に疾風は、早紀の両手を左手で捕まえて、早紀の頭の辺りに、手を持っていかれた。
疾風は、開いた右手で、上着を捲り、唇が離されて、声が出せると思ったが、捲られた上着に恥ずかしさを覚えてしまう。
上着を捲らないで、何を考えてるのよ。
「誰か助けて」
と叫んだがママは、お稽古でいないがご近所に伝わるかもって思った。
もしかしたら、ママが帰って来たかもって、多少の期待を持ってしまう。