BLACK CAT

ろくな食事もせず、ずっとベットの生活が続いている

もう、嫌だ…

こんなとこ…居たくない…

私は覚悟を決めて、父さんが仕事にいっているすきに、家から、地獄の場所から逃げた

なにも持たずにただ走って走って走り続けて

季節は夏であったため、裸足で走るには尋常じゃないくらいアスファルトは暑かった

どれくらい走ったのだろう

辺りはすっかり暗くなっていた

『ここ…何処だろ?』

わからないのも当たり前か…

この5年間外に出たことがない

いつも窓から外を見るだけ














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