恋愛コンプレックス


┼ ┼ ┼

長谷川の手が頬に触れる。



「長谷川・・・?」



顔が、近い。




「ちゅっ」



長谷川は


リップ音を響かせて


触れるだけのキスをした。



「早く俺に惚れろよな?」



そう言い残して


拾ってくれたプリントを私に渡して帰っていった。





ありえない。







長谷川が好きになるとか







ありえないんだからっ・・・!


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