恋愛コンプレックス
「──────は?」
はっ
長谷川は呆気にとられた声を出した。
勢いで告ってしまった!!!
───やばいやばい。
そうすると長谷川は抱き締めている手を離して、
「本気か?」
といった。
「────あぁ。」
視線が交じる。
「・・・はぁ。マジ無理。」
ドクン
「面白くてからかってただけなのに・・・めんどくせー・・・」
『めんどくせー・・・』
ーーーっ。
ツゥ────
また涙が頬をつたう。
雨が降ってて
よかった。