恋愛コンプレックス



「昼休み・・・。

話したいこと、あるんだ。」




私が恐る恐る言うと





二人は温かい笑顔で





こちらを見ていた。






───昼休み



ここは屋上。



悩み事があったりするときは、いつもここに来ている気がする。



「じゃあ、あらいざらい聞かせてもらおうか?」


雫はお弁当箱を開けながら


ニヤリとこちらをみてくる。




「なんで取り調べ風・・・」



私がそう言うと



華恋が


「取り調べだったんだ!」



と言った。






気づいてなかったのか・・・。








わかりづらかったけどな。







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