恋愛コンプレックス


・・・確かにそれは、言い返せないが・・・。



「でっしょ~?私の目に狂いはない!」


「狂いっぱなしだろ」


「ちょっと!」




なんか、我ながら漫才みたいだな。





「・・・あれ。華恋は?」


私は辺りを見回す。



「って。話そらされた!・・・けど確かにいないね。カバンもないし。」


いつもだったらもう来ている時間なのに。






ガララララッ



華恋は慌ただしく教室に入ってきた。



「セ、セーフ?」


華恋は息を切らして教卓をみる。


教師はいないからまだセーフ。



「華恋どうしたの?」



雫が聞く。


「あ、寝坊しちゃって・・・」


「えへへ」と華恋は苦笑い。






このタイミングでちょうど教師が入ってきた。


その後ろには




見たことない女の子。



< 230 / 374 >

この作品をシェア

pagetop