恋愛コンプレックス


結局



勉強は長谷川が教えることになった。



だが、長谷川に用事があるときは、私がかわりに・・・ということになった。




ということは、長谷川に用事があるときは、私は白羽と二人きり・・・


考えるだけでゾッとする。






────一週間後


ついにその時が

来てしまった。



「俺今日早く帰るから、美麗よろしくな」


長谷川に告げられた言葉。


「あ、あぁ・・・」



マジかよ───。



「はぁぁぁ────」



私が長いため息をつくと


「大丈夫?」



後ろからそんな声が聞こえてきた。




「町田」







< 239 / 374 >

この作品をシェア

pagetop