恋愛コンプレックス
放課後
「白羽さん、今から勉強行くよ」
「今日天瀬さんかぁ~はぁ~い」
白羽は見るからにやる気が無さそうだ。
私だってやりたくないんだが・・・。
十分後
「おぉ!なるほど。天瀬さん意外と教え方うまいね」
「意外とは余計だ」
なんかだんだん白羽のペースにも慣れてきてしまった。
「天瀬さんってたっくんのこと好きでしょ」
突然白羽が低いトーンでそう言った。
「なんだよ突然。」
意味がわからない。
ていうか、バレ・・・た?
いつ?
私態度に出てた・・・?
「この間、たっくんに"また明日"って言われたとき、天瀬さんの顔見えちゃってさぁ」
うわっ。
絶対あの時顔にやけまくってたじゃないか。
そりゃあバレるよなぁ・・・。