恋愛コンプレックス


これが、長谷川の家・・・?



「あ、あぁ、今日はありがとな」



「ん」



長谷川は私に背を向ける。





これが最後かも────・・・・




「ま、待って」



はっ



なに言ってんだ私・・・!




気づいたときにはもう遅かった。





長谷川がこちらをみていた。






なんの感情もこもってない冷たい目。







これが私を見る目なんだ・・・。






「ほ、本当に・・・行くのか・・・?」










< 326 / 374 >

この作品をシェア

pagetop