恋愛コンプレックス
「なんでも、ない
じゃあな」
私は自分の家に向かって歩きだした。
あんまり早く家につきたくなくて
走らなかった。
いつのまにか目からは涙がでていた。
今日一日我慢していたからかな。
長谷川は、白羽と二人でどうするの?
白羽と二人で・・・なにをするの?
やだ。やめてよ。
長谷川のことが好きなひと、ここに一人いるんだぞ?
告白だって、したじゃないか。
留学したって、白羽が好きだって、何があったって、
私の想いは、変わらないのに。