恋愛コンプレックス

「~っ!?//////」




嘘、だろ。






ツ────





目から温かいものが流れて頬をつたう。





「な、なんで泣くんだよ!?」



長谷川は戸惑っている。





「だって、私のこと嫌いって、言ってたし・・・なんか、冷たいし・・・

もう、完璧に嫌われてるかな、って」








「それは、なんかムカついて・・・」






長谷川は伏せ目がちに言う。







「や、やっぱり・・・」




「だってそうだろ? 好きな女と両想いだと思ったら、なんかそいつは他のやつに告白されてるし・・・

なんか、心にもないこと言っちまうし・・・」




「はせ、がわ・・・・・・・って、・・・ん?

両想いの女・・・?」
















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