恋愛コンプレックス
すると長谷川はまた顔を赤くして
「俺、結構前からお前のこと好きなんだけど・・・?」
「・・・え」
予想すらしていなかった言葉。
「お前鈍すぎんだよ!」
「わ、悪かったな!」
そんなこと言いつつも、私の顔もたぶん真っ赤。
「や、ずっと、私のこと嫌いだって、思ってたから・・・さっきだって、行っちゃったし」
「あ、あれは、美麗とその父親に話つけてきただけだし、お前がどっかいなくなったときは焦ったけど」
「そ、そうだったのか・・・」
うわぁ。
ちょっと恥ずかしい。