恋愛コンプレックス


「大体、お前のこと嫌いなわけ、ないだろ」




「っ!」







「ば、ばかじゃないのか」



「相変わらず素直じゃねーな」





そうやって笑う長谷川は今までで一番





かっこいい・・・気がする。








「じゃ、一応学校戻っときますか」



長谷川が私の手をとる。




「っ、うん!」








「じゃあ、今日からよろしく。彼女さん?」








長谷川は、前のような






いや





前よりもっと優しい笑顔で







こちらを見た。




















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