恋愛コンプレックス




「・・・へ?」



「お前が家族といられない寂しさの分、俺が一緒にいてやるから。

・・・それで、いいだろ?」





ぶっきらぼうに長谷川は言う。





「~~っ」




涙が一粒こぼれた。








「な、なんだよ、それ・・・」




反則だろ。






長谷川のくせに。





今までずっと冷たかったくせに。






「それでも寂しいんなら子供つくってもいいけど?」






ニヤッと口角をあげて笑う長谷川は







やっぱり長谷川だけど。














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