恋愛コンプレックス

「入学初日からなめてんのか?」

「なめてませんよ。」

「・・・チッ」

うわぁ。

舌打ちしたよ。教師のくせに。


外見はいいのにきっと中身最悪だな。

髪は茶髪でピアスはしてないがネックレスをつけている。

顔はずいぶん整っているが、私に興味はわかなかった。


すると教師は、私の髪をサラッをさわり

グイッと顔を近づけてくる。

そして、思いっきり甘い声でささやいた。


「・・なぁ。先生にこんなことしてさ・・・。

 どうなるか予想つくよなぁ・・・?」

あげくの果てに腰にまで手を回してくる。




・・・きしょい。

鳥肌がぞわっとたつ。



まぁ、これはイケメンだからこそなせる技だな。


めんどくさくなったからオトしてやろう・・・。

という作戦か。



バレバレなんだよ・・・。



ちっと、仕返ししてやりたいな。



私に鳥肌を立たせた罰だ。

・・・なんてな?
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