私と後輩くん。
「でも、祐介と颯太がやってるだろ? 元晴と心愛だって」
貴志先輩の言葉に言葉を詰まらせる花月先輩。
「あ、えっと・・・・・・私が様子見てきます。先輩たちは待っててください」
私はステージから飛び降り走って昇降口へ向かう。
呼び止められたような気がしたけれども聞こえないふりをして。
外は初初しい一年生と部活の勧誘をする二、三年生。
その人の多さから先輩二人と祐介や颯太を見つけることは難しいかもしれない・・・・・・。