私と後輩くん。

 保健の先生は基本隣の準備室にいるのだ。

 「ちょっと待ってて」

 保健室へ入り、左側の準備に繋がる扉を見て血の気が引いた。

 【本日出張中】

 え・・・・・・。

 「先輩っ・・・・・・」

 よたよたと歩いてきた後輩くんは窓際のベットに倒れ込んだ。

 「ちょ、ちょっと本当に大丈夫? せ、先生呼んでくるから・・・・・・!」

 不安と焦り。私は慌てて職員室へ行こうとすると後輩くんにブレザーの端をを掴まれた。

 
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