アウトサイダー
「彬、さん……もっと……」
それから私は彼を求めた。
目を閉じて太陽を思い出すことも止めた。
「あぁん……あっ……あぁ」
彼を受け入れ始めると、少しずつ彼にも変化が現れ始めた。
荒々しく私に触れるだけだったのに、私の体を愛おしそうに愛撫するようになったのだ。
彼も……私と同じように、誰かに受け入れてほしかったのかもしれない。
ずっと拒否されてアウトサイダーとして生きてきた私のように。
けれど、彼の暴力だけはとどまることがなかった。
そして彼は、私の記憶が飛んでしまうまで、毎日のように私を苦しめ続けた。
そうやって彼に殴られて切れた唇の傷が癒えないうちに、また新しい傷が増えていく。