僕のヒーロー


誰にも相談出来ぬまま、1日1日と時間が過ぎると共に、事件が発生してしまった。



天気が良い昼休み、久々に亮平と屋上を訪れた。



腕枕をしてもらい、二人で空を見る。



ウトウトと気持ち良くなった頃、誰かの影が僕らを隠す。



うっすらと目を開けると、忍君の顔が直ぐ其処にあった。



えっ!?



「怪しいとは思ってたけど、まさかこう言う関係だったとはな…」



忍君の見せた顔が、僕には軽蔑の目に見えた。



当たり前だよね、男同士で付き合うなんて変だよね。



何て言い訳しよう。





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