【短】《海奏番外編》 ~Another・Harmony~
半分無意識に呟いた一言に親友2人がここまで反応した事が恥ずかしくて、慌てて否定した。


「今すぐ彼氏なんて、ムリに決まってるじゃないですか!と言うか海ちゃん、いつの間に!?」


さっきまで桜土君とお話してたのに……全く気づかなかった………


「たった今来たんだよ。にしてもビックリしたぁ。小梅も彼氏作るのかと思った」


「私も。とうとう動くのかと思ったわ」


机を挟んで向かい合って座っていた私とアイちゃんの間に、海ちゃんも座る。


私はアイちゃんの言葉の意味が分からず、首を傾げた。


「動くって……何がですか?」
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