ヒトメボレ~恋する乙女~
「そっちの名前は何て言うんだよ!」


怒り口調で優は尋ねてきた


「私?藤本ヒラミ。19歳の高校生!」

自信満々に答えた。


「19歳?高校生?…おかしくない?」

普通なら、誰もがそう思うだろう…


「私、留年したから。2回目の高校3年なの」


「…ププ。2回目の高校3年?ププ…」

反撃とばかりに優は笑い出した


「ちょっと!笑い過ぎだから!」


今度は、私の眉間にシワができていく。


「だって…留年って…ププ」


しまいには涙をこぼし始めた優。

余計に腹が立ってくる、、、


キリがないので私は、大きく叫んだ



「両者引き分け!」


意味がわかんない!
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