ヒトメボレ~恋する乙女~
諭吉さ~ん♪♪



「…もう!!」


私は、優からポケットに視線を移してため息をこぼす。


「出ないの?」


優は少し安堵の表情を浮かべながら、私のポケットを指をさす。


「出るわよ!!」


携帯を取り出すとお母さんからの着信・・・


『もしもし…』



『ヒラミ!!あんたどこに居るの!!何度も電話してるのに!!』


…ヤバい、すっかり忘れていた。


『ごめん。すぐ帰るから。』


帰ったら、私…と考えただけで、背中に寒気がはしる


「私、帰る!」


携帯をポケットにしまい、慌てて帰る準備をしだした


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