前代未聞ヒロイン!


「あたし…よく分からない。
けど…拓斗のことは好き…だと思う。
ハッキリしないんだ…」
紗梨が立ち上がった。

「あのねぇ、ハッキリしない気持ちなんてないし、そんなの大した気持ちじゃないから。」

「うん…。」

紗梨…
たまにはイイこと言うんだぁ…

紗梨!ありがとう!

すると紗梨はかがんで、
「ねえ陽彩…
陽彩の気持ち、ハッキリさせてあげる!

陽彩、拓斗と一緒にいたい?キスしたい?デートしたい?」

…………

「したい。」

「ほら、やっぱり好きだったんじゃん!!」


その時。



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