TABOO Ⅱ~甘い唇~ 


細い腕を掴み、隣の空き部屋へ連れ込む。


そして、驚く彼女を壁に押し付けた。


さてどうしてやろうかと考えて、ふと気付く。


親指で唇をなぞるとわかりやすく肩を強張らせてたけど、逃げるつもりはないようだ。


…大人なんだかガキなんだか…


小さく笑って指を舐めると、


「甘」


彼女の唇の端のチェリージャムが、舌先についた。

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