TABOO Ⅱ~甘い唇~ 


すぐ外でドアが開く音に、見つめ合っていたオレ達の視線が外れた。


続いて、「ちょっと見てくる」という声が聞こえてきた瞬間、弾かれたように腕の檻から抜け出し部屋から出て行く。


そして聞こえてきたのは、


「ごめん、部屋間違えちゃって」


…嘘つきな声。


やっぱ大人だな。


残されたオレはもう1度、彼女の唇を思い浮かべ、指を舐めた。






To be continued…





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