友達の弟
「その反応を見る限り、やっぱりワザとだった?」

「え、あ...。」

「なら良かった。めっちゃ嬉しかったもん。舞さんに憧れてたから。」

「え?」

「俺、大人になったでしょ? もう酒も飲めるし。だからさ、今度は俺が酔ったフリしていい?」


彼は座ったまま私の肩に手をまわし、優しくキスをした。

まるで『俺じゃダメ?』って聞く代わりみたいに....
< 4 / 5 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop