disharmony
「「「はぁ!!??」」」
昼休み特有のぽかぽかとした陽気の教室。
“そう言えばさ”という出だしであたしが話し出した話題に、
弁当箱を広げていた友人達は過敏に反応する。
みんな一様に箸を持つ手が止まり、その目は思い切りあたしを非難している。
「ふっちゃったの!!??」
「なんで???」
「なんでって、別に…」
「勿体なーい!!」
「美咲、最低」
「え、“最低”ってそんな」
「翔太くん、かわいそう」
「あんな可愛い子、
そうそういないのに」
「そう?
あいつ全然可愛くないよ」
いつもいつでも思うことだけど、
なんであいつはこんなにも、誰からも好かれているんだろう。
昼休み特有のぽかぽかとした陽気の教室。
“そう言えばさ”という出だしであたしが話し出した話題に、
弁当箱を広げていた友人達は過敏に反応する。
みんな一様に箸を持つ手が止まり、その目は思い切りあたしを非難している。
「ふっちゃったの!!??」
「なんで???」
「なんでって、別に…」
「勿体なーい!!」
「美咲、最低」
「え、“最低”ってそんな」
「翔太くん、かわいそう」
「あんな可愛い子、
そうそういないのに」
「そう?
あいつ全然可愛くないよ」
いつもいつでも思うことだけど、
なんであいつはこんなにも、誰からも好かれているんだろう。