彼トモにドキドキ
ダメダメ!そんな事考えちゃダメ!
私には彼氏が居るでしょ!?
頭では分かってても、心は正直だ。
広くて頼もしい背中を見る度に、ドキドキは増すばかり。
彼氏がバイトで先に帰った日、鼓動の正体を突き止める為、私は思い切って行動を起こした。
いつもの様に一歩先を歩く葵君の手をそっと掴んだ。
身体中にビリビリと電流が流れる。
此れは一体何!?
「梓…そんな事したら俺、勘違いするよ?」
へっ!?勘違いって…!?